「子供は運動神経抜群に育てたい!でも私、運動音痴だから…」と遺伝を気にしている方も多くいらしゃると思います。諦めないで大丈夫です。
必要に応じた年齢時の運動神経を向上するトレーニングを実践することで、子供の運動能力を向上させ、スポーツ万能な子に伸ばすことは可能なのです。
そのためには大人が運動神経発達のメカニズムとタイムリミットを把握し、年齢別の効果的なトレーニングをコツコツ地道に続けることが大切です。
大人のトレーニングをそのまま子供に与えるのではなく、年代に応じて考えてあげる必要があります。
ここでは、わかりやすいように大きく3つの年代に分けて子供の成長について説明していきます。
8歳に入るまでは、1つの動きばかりを反復させるより、なるべく色々な動きができるように体に覚えさせることが大切です。また、体も大きくなり集団生活にも慣れてきますので、ルールのある遊びやボールや縄跳び、自転車などの道具を操作する遊びを経験させることは大切です。
この時期は多種多様な体の動きを覚え、集団活動によって、友達と協力・工夫しながら遊べるようになります。
どんなスポーツにも対応できる素晴らしい運動神経が著しく発達しますので、今後の運動神経に関係する基礎的な動きを習得できるチャンスです!
また小学生を卒業するまでの子供の運動神経を向上させるには、1つのスポーツをやらせるのではなく、色々な種類のスポーツに関わらせることが、運動神経を伸ばすためには大切です。少年団などで好きなスポーツがある子にも、時間をみつけてプールやアスレチックに連れていくなど、様々な運動ができる環境を作ってあげましょう。
この時期は神経系統の発達がほぼ完成し安定するため、一度見た動きを即座に習得でき、応用すれば色々なスポーツをこなすことができるという素晴らしい時期です。
この時期を生かすために、今までお伝えしてきた8歳までの「遊びの中で様々な体の動きを覚える」ことをいかにやってきたかが重要になります。
中学生の間は、呼吸・循環系の機能が発達する時期であるため、マラソンなどの持続性トレーニングを取り入れはじめるといいと言われています。
骨が急成長することに対して筋肉の発育が遅れがちとなり、いわゆる体が硬い状態となり、その結果として障害が起こりやすくなるリスクが発生いたします。
成長期に見られる痛みは成長痛だとして簡単に片づける事には大きな危険が潜んでいますので違和感を感じたら、迷わず受診をしましょう。
多くで見られるのは、筋肉が骨に付く部分の障害である付着部炎、その他、 軟骨障害、剥離骨折などがあります。
そのため、成長期には特にストレッチを重点的に行い、個人個人の柔軟性チェックを欠かさないことが重要であるためアロエ鍼灸整骨院では、ジュニアのスポーツの指導経験があるトレーナーが学生の皆さまに、ストレッチスペースにて、ストレッチ指導を行います。
高校生男子では男性ホルモンが多くなるため筋肉が付きやすく、このころから軽度の筋力トレーニングを開始すると筋線維が太くなり、筋力・筋持久力がつくと言われております。また効率よくトレーニングするためには、引き続きストレッチは、大切であると言えます。(ただし、本格的には骨端線が閉鎖する成人期以降に行うのが望ましいと言えます)。
そのため、個人個人の柔軟性チェックを欠かさないことが重要であるためアロエ鍼灸整骨院では、ストレッチスペースを設けてストレッチ指導を行います。
小学生の段階でも、長時間の反復練習によって、てっとり早く試合に勝てるようになることがあります。
例えば、野球選手の場合、周りが80キロのボールしか投げられない中で、100キロ投げることができるとしたら勝ててしまうからです。(ここでは、わかりやすいように選手の投げるボールのスピードを例にあげています。)
しかし、小学生の時に100キロ投げられても、長時間の練習により、体のバランスが崩れ、筋肉が硬くなっているとしたら、そこから球速が伸び悩み、練習量が増えることにより、逆に故障しやすい体になってしまう可能性があります。
成長期の体に大きな負荷をかけるトレーニングは、ひざ、腰、肩、ひじなどを痛める危険があるため、おすすめできません。
周りが120キロ、130キロに成長していく中で、「小学生の時は上手だったのにね」と言われる子は、小学生の時に頑張りすぎた子かもしれません。
一見遠回りのように見えても、子供ひとりひとりの成長に合わせてあげることが大切です。
アロエ鍼灸整骨院では、お子様の成長に合わせて一人ひとりの必要なトレーニングの情報を提供する様、心がけています。